

福島県の助成により、9年間も避難生活を送る阿武隈高地の帰還困難地区、浪江町津島、飯館村長泥のパネル展と交流会を福島市内で開催しました。 阿武隈高地の大自然の中で300年以上、伝統芸能、文化を継承してきた地域です。復興は始まり家に帰る日が見えてきましたが元通りの生活はできません。しかし住民は大自然と故郷を残したいと願っています。原発事故から逃げる時に車一杯に載せた荷物はアルバムだった人もいます。地域社会の歴史や生活の大切な資料です。いまそれを持ち寄り故郷の心を守ろうとしています。故郷の記録を伝えることは地域の人達の心の支えになります。 8月の第1回パネル展では大正時代から震災10年前まで、第2回は震災直前前、震災後の様子を展示してました。 復興に寄与する写真家菊地和子さまの写真展も奉仕で併設していただきました。 地域の住民も幅広い年齢層が集まり、カボチャ饅頭の復活で沢山の笑顔がこぼれました! 市民会館は室内砂場があり、若い親子が多く見に来てくれました。 古い建物の自然光の中で、皆さん足を止めてパネルを見てくださいました。 ここに至るまで、沢山の方達のご尽力を頂いています。深く感謝申し上げます。 展示は約110枚。約40枚をここに紹介します。 なお、パネルの製作は傷んだ写真も特殊なスキャニングで保全しています。 データはすべて住民の方達と共有しています。 第3回は、福島市内で3月20日ごろに開催予定です。