##⑤ 2011年.夏から冬・第一原発から北西・高放射線量地域

2011年8月の光景です。場所は、阿武隈山地の中でも、日本のチベットと地元の人は言っている地域です。飯館村長泥地区曲田、浪江町津島赤宇木。
2011年の大震災時は、山ごと動いているようだったそうです。地盤が強いのですね。
原発事故の時、スピーディという放射線の流れを示すコンピュータで、北西方向に放射線が流れたことは有名ですが、その中でも、かなりの高濃度の放射線が流れてきた場所です。今でも、雨どいで、200μ㏜など見かけます。このころは、室内で8~10μ㏜。
#1番目の家には、25猫がいたそうです。このころは10ネコ。
このように沢山飼育している家が多い地区です。猫にはネズミや蛇をとる仕事があり、犬には、イノシシやサルを寄せないなどの仕事がありました。ここに、大きなホルスタインがいて、ミルクを猫は分けてもらい、牧草の上で寝ていたのでしょう。賑やかな光景が目に浮かびます。2012年7月に、ここが立ち入り禁止区域になり出入りが困難になるまで、飼い主さんと相談して、給餌。長泥閉鎖まえに、近隣を含めて16猫を保護。この家で、そのときいた全猫を救出できました。
飼い主さんが、自分が飼えるようになったら、飼うから。預かってくださいと、言ってくださったから全員救出ができました。
2番目の家からは、2ネコを預かり、1ネコを保護して、2犬の保護の手伝いをしました。まだ、黒い猫も残っていました。軒下の餌場を監視カメラで見ると、時々猫が来たり、犬か連れ立ってきていました。
#浪江町赤宇木津島。隣で、車で15分くらい。夜は人が住めなかったけど(検問があり、また、行政からの規則がりました)、昼間は出入りが出来て、ペットの給餌も適当にされていたようです。