福島での活動報告(2016年5月から8月、No.1)

福島での活動報告(2016年5月から8月、No.1)
<双葉町と大熊町周辺で> 住民と猫の保護に行っています。
(原発のある町)
・双葉町・大熊町、立ち入り禁止区域で猫2頭の保護ができました。姉妹でした(4月、報告が遅れました)。埃っぽい人のいない町です。住宅地に除染の黒い袋が積まれています。
双葉・大熊・富岡町の海沿いはその黒い袋の貯蔵をするために国が民家を買いとり、環境庁の管理地と札をかけています(現在3割程度買い取り済)。双葉町は古い建物が多くて地震で壊れたままの家が放置されています。監視カメラには猫がいますが、保護はできず、給食はしています。
・大熊町の大川原地区には原発作業員とお年寄りのための新しい町ができるそうです。物流のために立ち入り禁止区域でも国道は誰でも通行できるようになり、すべての家に通じる道にゲートをつけて防犯をしています。コンビニで猫を見かけて保護を試みましたが失敗。
一時帰宅の5時間で猫を保護するのは困難です。
<浪江町で> 山間部の浪江町津島と隣の飯館村長泥は放射能汚染が深刻です。
(原発のない町)
・美しい自然の中の生活。元には戻りませんが、一時帰宅をすると家の周囲を整備している住民を良く見かけます。時々はここで過ごしたいと。あるご一家が水場を直してくださりました。住んではいないのに。これで猫たちの給食場を洗えます。
お盆のお墓参りで一時帰宅されていました。
ある区長さんは避難先でも酪農を続けて震災から1日も休んでいません。そして動物も助けてくれます。大変なのに。強くて優しいのです。
美しい山里は前とは違うのです。でも人の心が残っています。