NPO法人未来といのちは認定NPO法人になりました

お知らせ

白い帽子の山、茶色い落ち葉の絨毯。2018年も残すところわずかとなりました。
皆さま、年末のご準備でお忙しくお過ごしではないでしょうか。
お陰様で、NPO法人未来といのちは、設立から実質3年を無事に終え、11月21日からは、認定NPO法人として福島県から承認されました。
ひとえに皆様の暖かい、そして熱心なご支援の賜物です。心より御礼申し上げます。

認定NPO法人未来といのちの前身は、2011年の東北大震災にはじまります。
福島県内被災地の方達と震災直後から原発避難地区を含めた福島県内にボランティア活動をしていた数人の個人が現地で知り合い、避難地区に残された動物達に心を痛めて、人的な支援にも繋がるようにと伴侶動物の救援の協力を続けていました。
その活動のなかで、個人の被災体験を伝えることは他の地震や津波などの減災の参考になり、伴侶動物の救援の継続は被災者の心の支援になるとともに、次世代へ命の大切さを伝えることができるときづき、2015年に福島県よりNPO法人未来といのちを設立して今にいたります。
そしてできるだけ次世代へ目的を継承していくため、社会的な信頼を得るために認定NPO法人をめざしていたのですが、このたびはその承認を受けた次第です。

今後はいただいた信頼を重く受け止めて、より一層活動を充実させ、福島県内被災地の情報の提供と、被災ペットの救援という当法人の2つの事業を一歩一歩、広げていく所存です。

認定特定非営利活動法人(認定NPO法人)は、NPO法人の活動を支援するために税制上の優遇措置として国により設けられた制度です。皆様からお預かりした寄付に対して所得税や所得税率の減税、地方によっては地方税の減税も受けられる受領証をお渡しできます。
(詳細は別途記載させていただきます。)
このような責任ある法人としてご承認いただくことは、決して当法人のメンバーだけでは成しえないことです。多くのご支援者と関係各位のお力の賜物と承知しております。
今後も、3.11を忘れず、沢山の命と心を無駄にせず、奉仕の精神の揺らぐことのないように活動をしてまいります。
今後もご賛同と活動へのご参加をお願いいたします。
年の瀬にご多忙な日々と存じます。皆様のご健康とご無事を一同心から願わせていただきます。

2018年12月
認定特定非営利活動法人  未来といのち
代表理事 小西由美子 
役員一同

<事業の概要>

2つの柱となる定款の通りの事業の具体的な説明は以下の通りです。
1. 被災地からの情報の提供 
多くの方にはわかりにくいかもしれないのですが、地震、津波、原発事故の重なる福島県内の被災地には様々な被災体験と解決の困難な課題があります。福島県からの発信は、他の地域でも必要な事柄を沢山含んでいると考えます。
広大な自然の中で何百年も人とのつながりを大切に生きてきた人達は、被災してもなお他者への思いやりと先人への感謝を忘れてはいません。
そのような被災者が中心になり個人の被災体験を記録して残し、概要をwebや要約集などで提供する事業です。

2. 被災ペットの支援 被災したペットやその子孫は、人のいない地区でも野生動物や寒さや飢えと戦いながら生きようとしています。残してきた家族はいまだ心を痛めています。保護しても行き場のない高齢や病気や、怖い体験から人に慣れることの難しい犬や猫もいます。当法人は被災地でのペットの給食と保護、飼い主への返還、保護犬猫の里親探し、長期の預かりや避難先でのペットの飼育相談、帰還後に向けた避妊去勢手術や地域猫の啓蒙を行っています。

<今後の事業の目標>

以上の2つの柱の継続と発展のため、福島県内の利便性のよい場所に、被災したペット
の終の住まいにもなるシェルターと、体験談の資料館を併設した施設の設立をめざしています。そこでは被災動物と触れ合いながら減災について話し合うカフェスペースを置くことができ、また動物の世話や施設の管理に雇用も生むこともできると考えます。

<ご賛同のお願い>

福島から減災、ペットの救援を考える。
以上一つの減災の為のモデルを福島から作り発信できたらと考えます。
福島県で願われる対応は多くの地域の減災のモデルになると考えます。
2011年から取り組む被災ペットやその子孫の現状も伝え、心を痛める元の家族や心優しい人達が願うペットの減災も考えられれば幸いです。
多くの方達のご賛同とご参加をお願いいたします。