文化保全事業(福島県助成)2021.No1

<Fukushima文化保全事業 助成のおしらせ>

福島県 より、県内避難者帰還者心の復興事業の助成をうけています。
2019年6月より毎年350万円ずつを預かり、下記の事業を行っています。

〇福島県阿武隈山地の原発事故による避難地域には、浪江町小丸、大堀、室原、津島地区、葛尾村の一部、飯舘村長泥地区がいまだ帰還困難区域に指定されています。また、隣接する葛尾村の大半や川俣町山木屋地区は帰還して復興に取り組み始めたばかりです。
各地区で、故郷への想いと願いがあります。
住民中心に、失われつつある故郷の歴史・文化、伝統芸能、循環型の生活などの記録を、住民同志で連絡しあい収集して電子化により保全し、一部ではありますがパネル展や動画、webにより紹介をしています。事業をとおして避難者同志、近隣住民や、世代をこえた広域的な交流も生まれています。
本年度は、多くの方からご要望のあった、福島県以外の地区でもパネル展などを予定しています。コロナ禍にて諸事情もあり、予定は順次ご紹介します。

〇現時点での予定:2022年2月中旬から3月初め
福島県:コラッセふくしま
東京都:大田区産業プラザPiO、早稲田大学奉仕園
そのほか検討中の場所もありますが、決まり次第お知らせします。

〇伝統芸能についてはNPO民族芸能を継承する福島の会
飯舘村長泥地区については、帰還困難区域写真パネル巡回展ネットワークより多大なご協力をいただいております。

〇コロナ禍で飲食を伴う交流会は中止して事業を通しての交流を目指しています。