(一財)冠婚葬祭文化振興財団よりの助成報告(2年連続)

〇2020年度:
福島県原子力事故による帰還困難地区の住民による事故前の地域社会の映像の保全
おかげさまで、避難中にカビなどで復元が困難なほどに損傷していたVHS約420本のリメイクとDVDその他の媒体への保全ができました。
       <156万円のご助成を頂きました>
〇2021年度:
福島第一原子力発電所事故による帰還困難地区の
事故前の地域社会の様子と儀式文化の記録の保全
<165万円(前回の残額約15万円)のご助成を頂きました>
本年度は特に、儀式文化( 葬儀や結婚式 、建前 など )や
伝統芸能が 400年以上も日常の生活の中でコミュニティ全体の協力で伝えられてきた様子や、震災直前まで行われていた地域で協力して行う葬儀、土葬の様子、
自然のある中で人々が生き生きと生活していた様子等を記録した損傷したVHSの再生と失われた儀式文化(結婚式や葬儀を中心とした)の静止画のデータ化と保全も行います。

結果は、撮影者と映る人物の許可のもとに、公益性の高いものについてwebにてもご紹介させていただく予定です。

**冠婚葬祭文化振興財団 より、 この地に残るこれらの記録が 大変貴重であり、特に伝統芸能と儀式文化の保全の大切さを 冠婚葬祭文化振興財団のご専門家の先生方からもご教示教頂きました。
また、映像提供者及び地域の方々は、リメイクされた映像を見て、改めて自分たちの文化の素晴らしさを再確認されています。
当法人はサポートの立場ですが、やりがいのある事業に関わらせていただき喜ばしく感じております。