☆⑤ 秋の恵み・2014年・浪江町

日本で初めての原子力発電所をつくるとき、事故が起きたらどの方向に風と一緒に放射能が流れるか調べるために、沢山の風船を飛ばしました。このあたりにも沢山風船が飛んできたそうです。第一原発から北西に30km。
浪江町、津島、、、。2014年、息をのむような美しい秋でした。

もう何十年も人が住めないらしく、立ち入りが厳しく制限されています。国道114号線がとおり、その山側と海側の2か所だけに出入り口の検問があります。山側の検問から入ると、海側をみおろして、視界が開けます。TVにもよく出た放射線量が高い事を知らずに避難先になっていた集会場や、2011年の秋には9000Bqだった栗もあります。
でも、自然の恵みがいっぱい。豊かで美しいところです。住民は避難を指示されたのですが、ご自分の年齢なら問題ないですよって、住み残っている方もいます。道の草刈も、畑の作物も作り、放射線量を測っていらっしゃいます。いつか、人の役に立るだろうと。ワンコも一緒です。皆の故郷の山里です。紹介させてください。