① 2011年4月

2011年3月11日の大震災は未曾有の大被害を齎しました。
4月某日 宮城県南三陸町と石巻市に高円寺のライブハウス「稲生座」と千歳烏山の「TUBO」の仲間たちが集めてくれた支援物資をお届けにあがりました。
津波が奪った生々しい惨状は痛ましく恐ろしいものだと茫然とただ眺めるだけでした。
この時みた光景は記憶から離れる事はなく、津波によって奪われたたくさんの尊い命の重さは心に刻み込まれ支援活動を続けていかねばならないと誓ったのでした。その過程において震災の被害区域情報を探していく中、福島第一原発被害区域ではたくさんの動物たちが取り残されている事を知りました。被害に遭ったのは人間だけではない、人間の業によって動物たちが苦しんでいることを知るにあたり人間としての責任を果たさねばならないと決意し動物レスキュー活動に重きを置く事になったわけです。