☆① 2014.10.5浪江町の山の中

2014.10.5. 浪江町の山の中(阿武隈山地)。

❀2011年3月11日の福島第一事故のとき、高い濃度の放射線物質が北西方向の風に乗って流れてきました。でも、そのことを知らないで、原発のある海側の地域から沢山の人達が避難したつもりでこの地域に来ました。地元の人も安全だと思っていました。ある日、白い防護服を着た人(立場や名前は言わないで)が、安全でないことを教えてくれました。

❀2011年の8月、警察の検問ができて出入りが厳しく制限されましたが、住民だけは好きな時に出入りができました。
2013年の4月から、帰還困難地域という制度ができて、住民は1年に16回だけしか、自分の家に帰れなくなりました。

❀現在は、被ばく量の少なかった、地元以外の人間の方が立ち入りがしやすい状況です。

❀はじめの写真のゲートは、違う町のものですが、こういう所から出入りします。

❀私たちが毎週福島第一事故から人が住めなくなっている地域で続けている活動の1日を紹介します。一部、説明のために、違う日に撮影した写真(別日とコメント)をいれます。

❀浪江町には海、町、山、3つの地区があります。海の地区は津波で流されてます。
この日は、町の中から、山に入り、1日活動して、郡山から新幹線で東京に帰りました。

❀❀イノシシがこんなに人家に接近したのは、人間がいなくなり、山と人家の間の畑や田んぼが雑草だらけだからです。
身を隠せるし、自分たちの生活圏になってしまったのですね。だから、イノシシが乱暴者というわけではありませんよ。他の野生動物も一緒ですよ。