福島の活動報告(2016年12月後半)

双葉町・大熊町・浪江町と周辺(2016年最終回)
住民の方達と協力しての犬猫の世話をしています。
・福島第一原子力発電所から数キロの場所を通る常磐自動車道を通り、広野町からは国道6号線で楢葉~富岡~大熊~双葉~浪江町へと北上します。浪江町以外は火力発電所・福島第1・2原子力発電所があり、原発事故処理、除染などのために沢山のトラックが往来しています。一部に居住を推進する地区がありますがそれ以外は住めません。
・原発のある双葉町・大熊町の家々は壊れたまま、残る猫達も崩れそうな家屋に居ます。住民や他の団体の方々とも協力して保護活動をしています(*前回紹介した三毛猫さんの保護はまだです)。
・浪江町に発電所はありませんが、あの事故後の放射能汚染は深刻です。
山里で弱った猫達を自費で保護している男性のお手伝いをしてきました。一生懸命にお世話をしています。今回は健康チェク。1頭は風邪がひどくて東京搬送で治療。良くなってきました。
・標高500~600Mの浪江町津島は雪が降り、朝晩は凍ります。人が6年間住めなくて山里は自然に近づきました。たまたま倒れた扉から野生動物が家に入ったり、ハチの巣ができたりします。
・残る猫の保護、避妊手術は1頭できました。前回報告のシャムミックスの保護はまだです。
・川俣町には浪江町帰還困難地区に隣接する地区があり居住者もいます。
家廻りの除染はして、はがした土は仮置き場に積まれていきます。
・大熊町帰還困難区域に隣接する都路町にはケーキ屋さんもできました。
♡♡♡人の温もりは嬉しい♡♡♡
・混沌とした中、荒廃した地区にも命があります。
・続けることが希望になりますように!!
・大晦日の帰還困難地区です。猫達も待っています。